娘を亡くした夫妻がヴェネツィアで体験するおぞましい悪夢。
撮影監督出身で後に『地球に落ちて来た男』（76）、『ジェラシー』（79）を監督する「映像の魔術師」ニコラス・ローグが水の都ヴェネツィアを舞台に描いたオカルティックなサスペンス・スリラー。
主人公の考古学者ジョンに名優ドナルド・サザーランド、妻のローラに『ドクトル・ジバゴ』(65)のジュリー・クリスティ。
ヒッチコック作品で知られる小説家ダフニ・デュ・モーリエの短編「いまは見てはだめ」をアラン・スコットとクリス・ブライアントが脚色し映画化。
音楽担当は『キャリー』(76)『殺しのドレス』(80)のピノ・ドナッジオ。
撮影監督アンソニー・リッチモンドによるレストアとグレーディング監修による4Kデジタルレストア･マスターにて待望のBlu-ray化。

休暇中に別荘近くの池で娘クリスティン（シャロン・ウィリアムズ）を「水死」させてしまったイギリス人考古学者のジョン（ドナルド・サザーランド）と妻のローラ（ジュリー・クリスティ）。数か月後、ジョンは仕事に妻のローラを伴い「水の都」ヴェネツィアを訪れていた。夫妻はレストランでウェンディ（クレリア・マターニア）とヘザー（ヒラリー・メイソン）という老姉妹と知り合う。盲目の霊媒師であるヘザーから娘を亡くしたこと、その娘が「赤いレインコート」を着ていると告げられたローラはこの霊視の事を夫ジョンに伝えるがジョンは信じない。その後ローラはヘザーにヴェネツェイアを去るようにとの忠告を受け、翌朝、息子のジョニーが寄宿学校で負傷したとの連絡でローラは急遽ロンドンへ帰国する。ヴェネツィアに一人残ったジョン。朝、船で仕事場の教会に向かっている際、「葬式船」に黒衣をまとった妻のローラ、ウェンディとヘザーの老姉妹が乗っているのを目撃、慌てて後を追うが姿を見失う・・・。

<キャスト>
ドナルド・サザーランド・・・ジョン・バクスター
ジュリー・クリスティ・・・ローラ・バクスター
ヒラリー・メイソン・・・ヘザー
クレリア・マターニア・・・ウェンディ
マッシモ・セラート・・・バーバリゴ司教
レナート・スカルパ・・・ロンギ警部
ジョルジョ・トレスチーニ：職人
レオポルド・トリエステ：ホテル支配人
デヴィッド・ツリー：アンソニー・バベッジ
アン・ライ：マンディ・バベッジ
ニコラス・ソルター・・・ジョニー・バクスター
シャロン・ウィリアムズ・・・クリスティーン・バクスター
ブルーノ・カッタネオ・・・サッビオーネ刑事

<スタッフ>
監督：ニコラス・ローグ
製作：ピーター・カッツ、ピーター・スネル
製作総指揮：アンソニー・Ｂ・アンガー
原作：ダフネ・デュ・モーリア
脚本：アラン・スコット、クリス・ブライアント
撮影：アンソニー・Ｂ・リッチモンド
美術：ジョヴァンニ・ソコル
編集：グレーム・クリフォード
音楽：ピノ・ドナッジオ

＜特典映像＞
◎ニコラス・ローグ監督による音声解説

●Death In Venice：音楽担当ピノ・ドナッジオ インタビュー※
●Don't Look Now: Looking Back　メイキング・インタビュー
●インタビュー集（全SD）：ジョン役ドナルド・サザーランド（23:15）/脚本アラン・スコット（14:31）/撮影アンソニー・Ｂ・リッチモンド（23:50）/ダニー・ボイル
●アラン・ジョーンズ（俳優、プロデューサー）によるイントロダクション
●オリジナル予告編
●ビハインド・ザ・シーン・スチルギャラリー（全11枚：静止画形式）
※･･･新規特典

＜封入特典＞
初回限定：解説リーフレット（氏家譲寿氏解説寄稿）封入

【Blu-ray1枚組仕様】
1983年8月19日 日本公開（ヘラルド・エース＝日本ヘラルド映画配給）／製作年：1973年／製作国：イギリス＝イタリア合作

本編110分＋特典124分／2層／COLOR／アメリカンビスタサイズ1.85:1[3840×2160p]／MPEG4　AVC／リージョンA
音声２）１：英語（一部イタリア語）リニアPCM 2.0chモノラル　 ２：英語音声解説ドルビーデジタル 2.0chステレオ
字幕２）１：英語本編音声用日本語字幕　 ２：英語音声解説用字幕

※字幕翻訳：大石盛寛
※仕様は変更となる場合がございます。

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