死にゆく妻との旅路  <レンタル>
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死にゆく妻との旅路  <レンタル>

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リリース日
2011年09月02日
価格
¥0(税抜価格 ¥0)
品番
TCED-1099
発売元
CHANCE IN

二人でいることが、なぜ、罪になるのですか?
272日の旅、走行距離6000Km。壮絶なる愛の実話。

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あらすじ

ただ2人でいられればよかった――272日、6,000キロ。壮絶なる愛の実話。

石川県七尾市で小さな縫製工場を営んでいた清水久典は、結婚して20数年、平凡な家庭を築いていた。
だが、バブルの崩壊とともに工場経営が傾き、4千万円の借金を抱える身に。
久典は親族会議の席から姿を消し、ひとり金策に回る。大腸癌の手術をしたばかりの妻・ひとみは、
乳飲み子を抱えた娘夫婦のアパートに居候して、夫の帰りを待ちわびた。

雪が溶け、梅雨が明けた3カ月後、ようやく久典が帰ってくる。だが、金策も職探しも成果はゼロ。
娘夫婦のアパートに乗り込んできた姉から「自己破産するしかない」と詰め寄られるが、
「そんなことしたら恥ずかしくてこのへんに住めんようになる」と渋る久典。
アパートを出た夫婦は、川べりで語らう。「逃げたらいかんよな、卑怯と言われるよな」と言う久典に、
ひとみは「オッサンの好きにしたらええ」と微笑むのだった。

夫婦の旅は、こうしてほとんど無計画に始まった。

作品ポイント

★ 1999年の末に実際に起きた事件の映画化。
  新潮文庫に収録された事件の当事者による手記は、2011年3月現在、約20万部のロングセラーとなっている。

★ 縫製工場の不振から多額の借金を負い、逃げるように故郷を飛び出し職探しを続ける夫役に、三浦友和。
  その夫を“オッサン”と恋い慕い、半ば強引についてくる11歳年下の妻役に石田ゆり子。
  ともに脚本に惚れ込んで出演を即決した2人は、三浦は無精髭を生やし、石田は体重を落とすなどして撮影に臨み、
  9カ月の車中に泉のように湧き上がる夫婦愛を、繊細かつ渾身の演技で謳い上げる。

★ 生きていく限り、人は、大切な者を失い続ける。その時、人は、大切な者に何をしてやれるのか。
  事件からまる10年経って今、「後悔はない」と清水氏は語る。病院へ入れるのは正しいことかも知れない。
  でもそれは、誰にでも出来る簡単なことだ――。

★ その、「極めて普通の市井の人の、愚かしいほどに純粋な選択」に惹かれたという塙幸成監督は、
  2人の、世間からポッカリと忘れ去られてしまったが故に純度を増した愛を、極めて静かに描き出す。

収録内容

1999年12月。
雪舞う音さえ聞こえるほどの静けさのなか、
男がひとり、妻を葬(ルビ:おく)った。
272日、6,000Km――
これは、
とある夫婦の壮絶な愛の記録である。

1999年12月。1人の男が逮捕された記事が、新聞の社会面にほんの小さく載った。
罪状は、「保護責任者遺棄致死」――老年や幼年、身体障害者や疾病のために扶助を
必要とするものを遺棄し、死に至らしめたことに対する罪であった。
男は末期癌の妻をワゴン車に乗せ、9カ月もの間、日本各地を彷徨っていた。

2000年秋、月刊誌「新潮45」に2号にわたって、逮捕された男・清水久典氏の手記が記載されて、
大きな反響を呼ぶ。
やがて文庫化されたその手記は、殆ど宣伝もなしに口コミで15万部を売り上げ、
2011年現在、約20万部のロングセラーとなっている。

事件の裏には、報道されなかった夫婦の深い愛の物語があった。
本作はその、清水夫妻の272日、6,000キロに及ぶ旅の記録の映画化である。

キャスト&スタッフ

【キャスト】
三浦友和 石田ゆり子
西原亜希 / 掛田誠 近童弐吉 黒沼弘己 でんでん 松浦祐也
十貫寺梅軒 田島令子 / 常田富士男

商品仕様

2011年/日本/カラー/本編113min+特典映像/16:9/1層/音声:ステレオ2ch/1枚

※デザイン・仕様・収録内容は変更となる場合がございます。