『ジャバーウォッキー』は、わたしにとって初めて“自分の作品”と呼べるものでした。
自分は本物の映画監督だと信じ始めたのは、この作品を振り返った時だったと思います。
わたしが皆さんのために楽しんで作ったように、ご覧になる皆さんがこの作品を楽しんでくださることを願っています。
――テリー・ギリアム

イギリス最強のコメディ集団〈モンティ・パイソン〉に唯一のアメリカ人アニメーターとして参加したテリー・ギリアムが1977年に初めて単独監督を果たしたのが『ジャバーウォッキー』である。本作は、ルイス・キャロルのナンセンス詩を基に着想され、パイソンズ・メンバーのマイケル・ペイリンが主演を務めた中世ファンタジック冒険コメディ。とある王国を舞台に凶暴な怪獣退治に巻き込まれた青年の活躍をブラック・ユーモア満載で描く。日本では1980年に初上映後、VHS化されたのみでファンの間では観る事ができない“隠れた名作”として知られていた一作。

村娘に片思い中の純朴な青年デニスはある日、樽職人だった父の死をきっかけに仕事を求めて街へ出ることになる。その一方で、とある王国では凶暴な怪獣の出現に困っていたブルーノ王が、怪獣退治が出来る屈強な騎士を探すため、トーナメント戦の大会を開催。デニスは仕事を求めて偶然ブルーノ王国に足を踏み入れるが、いつの間にかトーナメント戦に巻き込まれ……。

<キャスト>
マイケル・ペイリン [デニス・クーパー]
マックス・ウォール [ブルーノ懐疑王]
ジョン・ル・メスリエール [侍従パセルリュー]
デボラ・ファレンダー [王女]
ハリー・H・コルベット [従者]
ウォーレン・ミッチェル [フィッシュフィンガー氏]
アネット・バッドランド [グリゼルダ・フィッシュフィンガー]
バーナード・ブレスロウ [酒場の主人]
テリー・ギリアム [岩を持った男]
テリー・ジョーンズ [密猟者]
ジョン・バード [王の使者]
ニール・イネス [王の使者]

<スタッフ>
監督：テリー・ギリアム
製作総指揮：ジョン・ゴールドストーン
製作：サンディ・リバーソン
詩：ルイス・キャロル
脚本：チャールズ・アルヴァーソン、テリー・ギリアム
撮影：テリー・ベッドフォード
編集：マイケル・ブラッドセル

◎テリー・ギリアム監督＆マイケル・ペイリン[デニス役]による音声解説　
●Sketch to Screen: From the Sketchbook of Terry Gilliam [ギリアム監督の絵コンテとシーンの比較]
●ポスターギャラリー[静止画]
●オリジナル劇場予告編
●４Ｋレストア日本版予告編

【Blu-ray1枚組】原題：Jabberwocky｜日本初公開1980年8月6日（テレキャスジャパン配給）／リバイバル公開2022年7月1日（アンプラグド配給）｜製作年：1995年｜製作国：イギリス　本編日本語字幕：落合寿和
本編106分＋特典映像計10分／１層／COLOR／MPEG4　AVC
音声２）１：英語本編音声　DTS-HD Master Audio 5.1ch　２：英語解説音声　Dolby Digital 2.0ch
字幕２）１：日本語字幕（本編音声用）　２：日本語字幕（音声解説用）　
16:9[1080p Hi-Def]　1.85:1　アメリカンビスタサイズ（本編のみ）／リージョンＡ

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