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CAST/STAFF

CAST

ビル・スカルスガルドBill Skarsgård
(シモン/Simon)

1990年8月9日、ストックホルム生まれ。
父親は名優ステラン・スカルスガルド(『孤島の王』「マイティ・ソー」シリーズ)で、アレキサンダー・スカスルガルド(『バトルシップ』『ザ・イースト』)、グスタフ・スカルスガルド(『コン・ティキ』)は実の兄。10歳で“White Water Fury”(2000/未)で長編映画デビューをはたし、ヤン・ギィユー原作の歴史小説の映画化作品“Arn: The Kingdom at Road’s End”(2008/未)で父、兄のグスタフと共演した。2009年にストックホルムの名門校、セードラ・ラテン・ギムナジウムを卒業。大学進学はせず父のあとを追うように本格的に俳優の道へ進む。11年、ベルリン国際映画祭でヨーロッパ期待の若手俳優としてシューティング・スターに選出。その後はジョー・ライト監督の『アンナ・カレーニナ』(2012)、ノルウェーの国民的作家、クヌート・ハムスンの小説が原作のノルウェー映画“Victoria”(2013/未)など、国外にも活躍の場を広げている。

マッティン・バルストレムMartin Wallstöm
(サム/Sam)

1983年7月7日、スウェーデン西部、イェーテボリ近郊のウッデヴァラ生まれ。15歳で“Love Fools”(1998/未)でデビュー。 2003年には児童文学作家アニカ・トールの小説が原作の「海の島」シリーズ(邦訳は菱木晃子訳、新宿書房刊行)のテレビドラマ化作品で演じたのをはじめ、30作品以上の映画やテレビドラマに出演している。08年、イェーテボリ大学音楽演劇学部を卒業。同年、ヤン・ギィユー原作の歴史小説の映画化作品“Arn: The Kingdom at Road’s End”(未)では、ビル・スカルスガルドと共演。そのほか、スウェーデンのミステリのテレビドラマシリーズ「スウェーデン警察クルト・ヴァランダー」でもいくつかのエピソードに出演している(彼が出演するエピソードは日本未放映)。アンドレアス・エーマン監督の最新作“Remake”(2014/未)では主演を務める。

セシリア・フォッシュCecilia Forss
(イェニファー/Jennifer)

1985年6月12日、スウェーデン中部、ダーラナ地方のファールンで生まれる。9歳の時にある情報番組に出演したことをきっかけに、演技に興味をもつようになる。演劇を学ぶため19歳でストックホルムに移った後、スウェーデンの民放のコメディ番組“Raj Raj” (2007)でレバノン生まれのコメディエンヌ、ヌール・エル-レファイ(Nour El-Refai)とのコンビで制作、出演した。そのほか、コメディエンヌとして多くのテレビ番組でホスト役を務めている。映画俳優としては04年にマリア・ブロム監督のコメディ“Dalecarlians”(未)でデビュー、本作のイェニファー役で初の長編映画ヒロイン役を務め、スウェーデンアカデミー(グルドバッゲ)賞助演女優賞にノミネート。最新作はコリン・ナトリー監督 (『太陽の誘い』『ゴシップ』)の“The Medicin” (2014/未)。映画以外ではスウェーデンの大手スーパーマーケットチェーンのCMに出演、国立劇場などの舞台でも活躍している。

ソフィー・ハミルトンSofie Hamilton
(フリーダ/Frida)

1987年2月15日、ストックホルム郊外のテービィ生まれ。10歳の時に、アバのビョルン・ウルヴァース、ベニー・アンダーソンによるミュージカル “Kristina”(1997-1999)のメッタ役でプロデビューをはたす。その後、ミュージカル“アニー”に出演。2001年にアメリカの児童文学作家パム・コンラッドの小説が原作の“Stonewords: a ghost story”のスウェーデンテレビ(SVT)によるドラマ化作品で俳優として本格的にデビューした後、本作で長編劇映画初出演をはたした。03年にヴィクトル・リドベルイ・ギムナジウムの歌唱コースに入学し06年卒業。最新作は“Studentfesten”(2013/未)。音楽フェスティバル等でバック・ボーカルを務めたり、自身で手がけた楽曲を発表したりもしている。女優業と並行して、経済学の学士号も取得。

ロッタ・テイレLotta Tejle
(シモンのママ/Simons mamma)

1960年3月17日生まれの女優、歌手。スウェーデン南東部のカルマル県ヴェステルヴィーク出身。ギムナジウム卒業後、インゲスンド国民高等学校の演劇コースに進む。1982年に女優としてデビュー。1987年から94年までストックホルムを拠点に活動した演劇集団「ヨードシルクス」(Jordcirkus)に在籍。その間92年には、児童文学作家アストリッド・リンドグレーン原作の短編小説「だいすきなおねえさま」の舞台化作品で、スウェーデン演劇批評家賞を受賞。テレビや映画への出演では2003年のウルフ・マルムロース監督によるコメディ映画“Slim Susie”(未)に出演、05年のテレビドラマ“Good Morning Children”では主演。また07年にはトマス・ヴィンターベア監督(『光のほうへ』『偽りなき者』)のコメディ“When a Man Comes Home”(未)にも出演している。12年にはタイを舞台にしたテレビドラマ“30 Degrees in February”でエミー賞主演女優賞にノミネート。

STAFF

アンドレアス・エーマンAndreas Öhman
(監督・脚本・製作)

1985年1月24日、スウェーデン北部のクラムフォッシュ生まれ。オンゲルマンランド地方の小村で育つ。16歳の時に観たポール・トーマス・アンダーソン監督の『マグノリア』(1999)に影響され映画の道を志し、その頃から大量の脚本執筆や短編映画、CM、ミュージックビデオの製作を手掛けた。2004年、ニューヨークのハンプトン国際映画祭で短編“Positive About Negatives”(未)が最優秀作品賞を受賞。07年にはテレビアニメーションのシリーズ“Myggan”に監督・脚本の一人として参加。その後09年のイェーテボリ国際映画祭においてスウェーデンで最も権威のある短編映画賞「スターツラッデン」(Startsladden)を“My Life as a Trailer”(未)で受賞。翌年本作で長編劇映画デビューをはたし、スウェーデンアカデミー(グルドバッゲ)賞最優秀作品賞にノミネートされるなど高評価を得た。その後、“Bitch Hug”(2012/未)、“Remake”(2014/未)でも脚本、監督を務める。

ヨナタン・シューベルイJonathan Sjöberg
(脚本・製作)

1979年8月25日、スウェーデン中部のヴェッドエー生まれ。2006年、国立映画大学(Dramatiska Institutet)で音響学を専攻し卒業後、フリーの作曲家、サウンドデザイナーとして活動。ストックホルム在住。主にオーディオ制作やサウンドトラックなどの分野で活躍しており、本作ではオリジナル曲のスコアと音響効果を手掛ける。映画のほか、エレクトロラックスなどスウェーデンの著名企業のCMやPR映像などの音楽、サウンドも手がけている。2014年1月には仲間3人と共にストックホルム中心部のセーデルマルムにダンヴィーケン・スタジオを設立。